ディフェンシブスタイルとアグレッシブスタイル
ディフェンシブスタイル (ジャパンスタイル)


どの角度からでもしっかりと路面をホールドできて安定感があり、誰もが使いやすいのが、先端が丸いディフェンシブスタイルのポール。
長さは身長×63%が目安。グリップの上部がおへその位置にくるように調節します。グリップに固定されたストラップに手を差し込めば、自然と背筋が伸びた、正しい姿勢になります。
(1)ディフェンシブスタイル ----- 運動強度 ★★ 弱い

片側のポールを垂直に付くと共に、残りのポールは後足の横に沿え、 4点指示を基本とした最も安全、かつ安定感のある歩き方。
主に、高齢者や運動不足による筋肉減少がある方々に対し、歩行補助具としての考え方です。
(2)ディフェンシブスタイル ----- 運動強度 ★★★ 中

ポールは垂直に突いているが、肘はやや伸ばし気味でスタンスも広め。 生活習慣病対策や高齢者の健康運動対策、そして関節障害を持たれている方やスポーツ障害のリハビリに至るまで現在、最も活用範囲が広いと言われている安全かつ運動効果を享受できる基本ウォーキングスタイルです。 姿勢矯正にも効果があると言われています。
ポールの扱いに慣れてくれば、意識的に腕をしっかりと前に突き出すことにより、歩幅も広がり、後述(3)アグレッシブスタイルやや強と遜色の無い、運動効果と歩行スピードを得ることも可能です。
アグレッシブスタイル (ヨーロッパスタイル)


ポールの長さは、身長×68~70%が目安。
ポールを地面に着いたときにひじが90
度ぐらいになるようにしましょう。腕をしっかりと前に出し、体を押し出すので、このスタイル用のポールは先端が斜めになっています。
また、グリップ部分のストラップに手を通すタイプで、歩行時の自然な腕の動きに合わせてポールを動かしやすくなっています。
(3)アグレッシブスタイル ----- 運動強度 ★★★★ やや強

腕を前に出しているが肘はやや曲げ気味で同様にポールを斜めに突いている。歩行時に自然に腕を振る中でタイミングを合わせてポールを斜めに突いていきます。
ノルディック・ウォークの最も基本的なスタイルと言え、下半身だけでなく上肢を積極的に活用する為、四肢筋肉をバランス良くアップさせることが出来るウォーキングスタイルです。
(4)アグレッシブスタイル ----- 運動強度 ★★★★★ 強

腕を前に出し、しっかりと肘を伸ばして斜めにポールを突いている。筋に大きな負荷がかかることが理解できるはずです。
慣れてきたらポールを突く角度に合わせて上半身の角度を前方に倒すことで、より一層推進力を得ることが出来、更に運勉強度の強いアスリート向けのポールランニングと 発展していきます。